江口一子– Author –
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掛け軸
9月になると
9月の初旬には平水指がつかわれ、大きな蓋を開けたとき見える水面は、まだまだ 涼しさを感じます。 床には [秋来草有声] あききたりてくさにこえあり (秋が来ると草に声があるように、草の陰から哀しい虫の音がきこえてくる。) 掛物がかけられ、だん... -
茶事
朝茶
朝茶に思う 8月中旬の日曜日に朝茶によばれて行ってきました。 朝の6時に席入りをして9時40分に退席しました。 お客は5人でした。 大体朝茶にかける時間は何時間がいいのだろうと話したのですが、 普通お客3人で3時間位と聞いていますが、亭主と正客の息が... -
茶菓子
銘菓月世界
銘菓月世界 富山を代表する銘菓。 口中で静かに溶けていく感覚と日持ちの良さ、上品な味わい。 銘菓月世界の詳細はこちら -
茶事
茶事 朝茶 ⑥
水屋で相伴の終わった亭主は吸い物を出して、次に八寸に通常、海と山の酒肴を盛り酒をつぎ、肴を勧めてさらに客と亭主との間に盃を交わします。 この盃は、正客の盃を亭主が頂き、そしてこの盃を、亭主から次客へ、次客から、亭主へ、又亭主から三客へと千... -
茶事
茶事 朝茶 ⑤
初座 懐石(かいせき)作法 朝の軽い食事として一汁二菜の懐石を頂きます。 (亭主) 客に座布団をすすめる。 正客に膳を運び、正客は一膝進み出て膳を受け礼を交わして、膳を置く。 (正客) 一ひざ下がり、次客に「お先に」と会釈して膳を引く。 (亭主) 客... -
茶席
茶事 朝茶 ④
初座 初炭(しょずみ)客の作法 席入りの後、亭主は炭をつぎます。 正客は炭手前を拝見しながら炭道具について尋ねます。 亭主がお香をたきおえ香合の蓋を閉めると、正客は香合拝見の所望をする。 亭主が炭斗を持って下がると、正客は香合の拝見を始める... -
茶事
茶事 朝茶 ③
客の作法 先方へ着き、亭主とどんなに親しい間柄でも決して水屋まで行き挨拶をしてはいけません。 亭主と言葉を交わせるのは客一同が座に着き、亭主が挨拶に出てから初めて挨拶を交わす事ができます。 こんな約束事はロマンチックですね。 胸がワクワクし... -
茶事
茶事 朝茶 ②
客の作法 いよいよ案内を頂いてから当日がやってきました。 先方へお伺いするのは少し緊張します。到着しても早すぎたかな?遅すぎたかな?と不安に思いながら連客にお会いすると安心します。 寄付(よりつき)にて 客は案内をうけた時刻より15分位前に... -
茶事
茶事 朝茶 ①
春夏秋冬の四季に恵まれ季節を大切にする茶の湯では、その時々に茶事を催して楽しみます。 七月八月は、外に出るのもうっとうしい季節ですが、そんな時季には日の高くならない朝六時ごろから始まる朝茶を催します。 夏ならではの楽しみの一つで、露地に十... -
茶道具
掛け軸
床の間の掛け軸を拝見している時に、「前大徳○○』と書かれているのをよく見かけると思いますが「紫野○○」と書かれた掛け軸も拝見します。 僧位二番目の『前住位』という位を受けますと、本山で「改衣式」という式を行ないます。 この式は、一日だけ大徳寺...