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茶筅(ちゃせん)とは?種類と選び方のこと、少し調べてみました

お稽古を始めたころ、先生から渡された道具の中で、一番不思議に思ったのが茶筅でした。

竹を細かく割って作られたあの道具。最初は「これでどうやってお茶を点てるんだろう」と思っていました。

初心者の方から「茶筅って何ですか」と聞かれることがよくあります。今日は少し詳しく書いてみようと思います。

目次

茶筅ってどんな道具?

茶筅(ちゃせん)は、抹茶をお湯と合わせてかき混ぜるための道具です。

竹を薄く割いて、たくさんの「穂」を作り上げます。その穂の数や形が、茶筅の種類を決めます。

「お茶を点てる」という言葉を使いますが、茶筅でかき混ぜることで抹茶が泡立って、あの美しいお茶になるんですね。点てる、という動作は、道具と手の両方が大事なんだなと思います。

茶筅は昔から奈良・生駒の高山地区で作られてきました。「高山茶筅」として有名で、今でも国内生産の大部分をここが担っているそうです。手仕事で作られる繊細な道具なんですね。

穂の数でいくつか種類があります

茶筅には、穂の数によっていくつかの種類があります。

よく使われるのは、80本立て、100本立て、120本立てといったものです。穂の数が多いほど、きめ細かい泡が立ちやすいと言われています。

薄茶(うすちゃ)には穂の多いもの、濃茶(こいちゃ)には穂の少ない「荒穂(あらほ)」と呼ばれるものを使うのが一般的です。

私は長年、薄茶をいただく機会が多かったので、100本立てのものを使い続けています。薄茶のことは以前この記事でも書きましたが、泡立てがとても大事なお茶です。

竹の色にも違いがあります。白竹、煤竹(すすだけ)、黒竹など。お点前の種類や好みで選ぶこともありますが、初心者の方は白竹の茶筅から始めるのが自然かと思います。

流派によって使い慣れた種類があることもありますので、まずはお稽古の先生にご相談してみてください。

お手入れのこと

茶筅は消耗品です。使い続けると穂が折れてきます。

師匠からよく「茶筅は大切にしなさい。でも、いつまでも使い続けるものではない」と言われていました。

折れた穂がお茶碗に入ってしまうと、お客様に失礼なことになります。穂の折れ具合を見ながら、潔く新しいものに替えることも大切なのだと、時間をかけて理解しました。

使う前のお手入れも大事です。使う前に、ぬるま湯に穂先をそっと浸して少し柔らかくしておきます。これを「茶筅通し(ちゃせんとおし)」と言います。このひと手間で、穂が折れにくくなります。

使い終わったら、水でやさしく洗って、乾かします。茶筅直し(ちゃせんなおし)という専用の台に置いて形を整えるのが正しいやり方です。濡れたまま保管すると傷みが早くなりますので、しっかり乾かしてから仕舞うようにしています。

最初のころ、これをさぼっていたら穂先がすぐバラバラになってしまって、師匠に「ちゃんとお手入れしていますか」と一言言われた記憶があります。今でも少し恥ずかしいです。

選ぶときに迷ったら

茶筅を買い替えるとき、最初のうちはどれを選べばいいか迷いませんか?

通販でも手に入りますが、はじめは茶道具屋さんで実際に見て選ぶのがいいかもしれません。手に取ってみると、竹の質感や穂の丁寧さが少しわかります。

お点前の流れ全体の中でも、茶筅の動かし方は意外と難しいもので、慣れるまでに少し時間がかかりました。お点前の基本的な流れと合わせて覚えていただけると、道具の役割もわかりやすいかと思います。

茶筅は消耗品ですが、だからこそ、良いものをきちんと使いたいな、と思うようになりました。これも長く稽古を続ける中で、少しずつ感じるようになったことです。

また次のお稽古で、改めて茶筅の扱いを確かめてみようと思います。

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