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東京国立博物館で「大徳寺」の特別展、千利休像が東京で初公開だそうです

先日、新聞でとても気になる記事を見つけました。

東京国立博物館で、秋に「大徳寺 本朝無双之禅苑」という特別展が開かれるそうです。2026年10月14日(水)から12月6日(日)まで。

大徳寺といえば、茶の湯と深いつながりのある名刹です。千利休が晩年まで帰依していたお寺、と義母から教わったのは、稽古を始めた頃のことでした。

目次

千利休像が東京で初めて公開されるそうです

記事で一番驚いたのが、大徳寺三門の楼上に安置されてきた千利休立像が、東京で初めて公開されるということです。

通常は非公開の三門の中にある、あの像が。

義母がよく言っていました。「千利休のことを知れば知るほど、お茶が深くなる」と。

その言葉の意味が、45年稽古を続けてきてやっと少しわかるような気がします。

利休は大徳寺三門の改築に寄進をし、その楼上に自分の像を置いたために豊臣秀吉の怒りを買ったという話は有名です。秀吉の命で切腹を命じられた一因ともいわれる、あの三門の逸話。

その場所にずっと安置されてきた像が、今回初めて東京へ。

胸が、少し熱くなりました。表千家でお稽古を続けてきた者として、利休のことはとても身近な存在に感じています。それだけに、今回の展覧会のことは早くから心に留めておこうと思いました。

国宝の大井戸茶碗も並ぶそうです

もうひとつ気になったのが、国宝「大井戸茶碗 喜左衛門井戸」が通期で展示されるということです。

大井戸茶碗は朝鮮半島で生まれた茶碗が茶人たちに愛されてきたもの。口が大きく広がり、高台のかたちに侘びた趣があります。図録で写真を見るたびに、実物はどんな佇まいなのだろうと気になっていました。

稽古で使う茶碗は、先生から贈られた小さな茶碗です。とても高価なものではありませんが、長年使っていると愛着が湧いてくるものですね。

名物茶碗といわれるものを実物で見るのは、滅多にないことです。それが国宝となれば、なおさら。

行ってみたいものです。九州から東京は遠いし、今年は膝の具合もあってそう簡単ではありませんが、10月のことですし、少し体が楽になっているかもしれないとひそかに期待しています。

禅と茶の湯の深いご縁

展覧会のタイトルにある「本朝無双之禅苑」という言葉、気になって少し調べてみました。「日本に並ぶもののない禅の修行道場」という意味だそうです。

茶道と禅は切っても切れない関係です。「和敬清寂」の言葉も、禅の心から来ていると聞きます。

義母は禅の話をするとき、いつも背筋がすっと伸びるような話し方をしていました。難しいことは言わないけれど、お稽古の中に自然と禅の心が宿っている、そういう人でした。

「茶禅一味という言葉があるでしょう。お茶はただ点てるだけではないの」と言われた言葉が、今も頭に残っています。

大徳寺開創700年の節目の展覧会だそうです。大規模な展示は41年ぶりとも書いてありました。こういう節目に一堂に宝物が集まるのは、本当に貴重なことですね。

秋のお茶の展覧会が、今から楽しみです

今年の夏はまだまだ暑さが続いています。膝の術後もあってゆっくりと過ごしているけれど、秋に向けてこんな展覧会があると知るだけで、少し気持ちが明るくなります。

お稽古では今、葉蓋や洗い茶巾など夏の点前をしています。暑いなりに涼を感じる道具立てが好きで、毎年この季節をそれなりに楽しんでいます。

でも心はもう少し先の秋のことを考えていたりして。炉開きの頃には少し動けるようになっているといいな、と思いながら。

まずは手元にある利休の本を読み直すところから始めてみようと思います。展覧会に行けてもいけなくても、こうして気になって調べてみることが、稽古の糧になると信じています。

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