江口一子– Author –
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お茶の席
開炉の頃
もうすぐ11月を迎えます。 暦の立冬を炉を開く目安としています。 今年は11月7日が立冬のようですが、利休さんは、柚子が黄色く色ずくのを見て炉を開くように言われ、宗旦は吐く息が白く見えるようになれば炉を開くようにと言っていたようです。 昔の... -
研修
九州 古陶磁の精華
福岡市美術館で催されている、「田中丸コレクションのすべて」の見学に行ってきました。 田中丸善八氏が、生涯をかけて蒐集された九州古陶磁のコレクションです。 約2時間をかけて回りましたが、まだまだ時間が足りないくらいでした。約180点の展示だ... -
作法
濃茶 客の作法
濃茶を飲んだ後、茶碗と出し服紗の拝見をします。 正客は、出し服紗を右手でとって茶碗の右横へ仮置きします。 茶碗を次客との間に置き、次礼をしてから自分の膝前におき拝見します。 拝見が済むと、次客に送ります。 次客は、三客に次礼をして、茶碗の拝... -
作法
濃茶 客の作法
濃茶の飲み方 正客が飲んでいる間に、次客は三客(お詰め)へ次礼をします。 この次礼は、「お先に頂きます」の礼ですが、自分の席に茶碗が来てから次礼を していたのでは、お茶が冷めるので早めにしておきます。 正客はのみ終わると茶碗を右手で膝前に、... -
作法
濃茶 客の作法
濃茶の飲み方 お茶の先生がきれいで、長生きするのはお茶をたくさん頂くからだと聞いています。 私も濃茶は、何枚分の茶葉を一度に飲むのだろう?と思うことがあります。 濃茶をいただく時に、出し服紗の上にのせて飲むのは、なぜなんだろうとずっと思って... -
用語集
訶梨勒 かりろく
あと2ヶ月すればお正月ですね。 初釜やお祝いの席に、訶梨勒(かりろく)とよばれるものを、床柱、書院などにかけているのを見かけますが、なんだろうと思っていました。 訶梨勒はインド地方に産するシクシン科の喬木で、その実が眼の病気や風邪に効くこ... -
作法
濃茶の客作法
濃茶 薄茶は楽しい雰囲気の中で点前が進みますが、濃茶は厳粛な雰囲気の中で静かに進みますので私語は慎みます。 濃茶は、人数分が一つの茶碗で点てられ、客はこれを回し飲みします。 茶碗には、出し服紗が添えられますので出し服紗の上に茶碗をのせて飲み... -
茶菓子
お菓子の取り方 頂き方
濃茶、薄茶を頂く前にお菓子を必ず頂きます。 濃茶のお菓子は、主菓子(おもがし)と言われ生菓子のことです。 薯蕷まんじゅう,練りきり、葛菓子、きんとんなどがあり、季節感のある菓子が 用意されます。 主菓子を盛る器には、縁高、蓋のある食籠、蓋の... -
雑談
茶道の魅力
皆さんに、お茶の稽古の楽しさをお伝えしようとこのブログを書き始めました。 一方的に書き綴ってきましたが、少しは、お茶の楽しさが伝わったでしょうか。 稽古を始めて、最初は覚える事が楽しく感じますが、次第に飽きてくる事もあります。でも、一年間... -
花
籠花入れ
籠花入れは、風炉の時季によく使われていますが、名品、古作は季節を問わず使うそうです。炉を閉めて風炉になった時、籠花入れに矢筈がや、むくげが生けられているととても涼しく感じます。 また、秋にはたくさんの花を籠に入れると茶室が華やかになります...