旅箪笥(たびだんす)は、千利休が秀吉の小田原の陣に携えるために創案したと言われています。正面の金具のついたけんどん式の扉を開けると棚が2段あり、上の段には柄杓掛け用の切込みがあります。
材質は、桐木地と桐春慶塗があるようです。
写真は濃茶点前の飾で、けんどんの扉を開け、水指を引き出し、その前に茶入れを飾ります。
旅箪笥は、炉の季節に使うことが多いようです。歴史にうとい私ですが、この棚を見ると、利休が点てたお茶を飲みながら秀吉は戦略を練ったのだろうか?あるいは、淀殿を呼んで茶会を開いたのだろうかと一人思います。
旅箪笥を使いました
2009年4月7日
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