江口一子– Author –
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お茶の席
縁高の黒もじ
先日、お茶の友達から「縁高の時の黒もじは、どうする?」と、尋ねられました。「どうするって?」「最後に黒もじはどうする?」お互いに師匠が亡くなったので、困った時に尋ねあいます。縁高は茶事など正式な濃茶の席の菓子器としてつかいます。普通五段... -
お茶の席
「遠仁者疎道 不苦者有智」の掛け軸
写真は、岩井半七さんの「獅子頭香合」です。友達が大寄せの茶会を催しだ時に飾っていましたので撮らせて頂きました。掛け軸「遠仁者疎道 不苦者有智」は、2月の節分に掛けることが多いようです、「おにはそと ふくはうち」 と読むそうです。この掛... -
作法
広口釜
もう2月ですね。1週間ほどコタツの中で冬眠しました。2月になると何かと忙しくなりましたので活動開始です。2月の寒い時期に使う釜に広口釜があります。広い口から湯気が出ているとホッとします。釜の蓋を取る時は、柄杓を左手でかまえ、右手で、普通に... -
作法
炭台を使って点前
この取り合わせで自分は一度稽古させていただきましたが覚えませんでした。友達に尋ねたり、調べたりしてようやく稽古が出来ました。あらたまった席なので、紹鷗棚にぶりぶり香合と羽箒をかざり、釜敷きは紙釜敷きを使いました。点前炭台を持ち出し... -
茶道とは
山下惠光宗匠
伏見稲荷神社の巻物をくわえている狐です。狐は、あぶらげをくわえているものと思い込んでいました。昨日部屋の片づけをしていたら、ノートにはさんだ色あせた切り抜きが出てきました。山下惠光宗匠が書かれた何かの本の1ページでした。同門会の総会におい... -
掛け軸
雪是豊年瑞
紅葉前の嵐山です。今は雪景色でしようか?寒さに弱い私は雪が苦手ですが、写真などで雪景色の嵐山を見ると行きたくなります。「雪是豊年瑞 」ゆきはこれほうねんのしるし有馬賴底氏の著書の中に次の説明がありました (雪が多く降れば、その年は豊作... -
茶道具
炭台 ぶりぶり香合
炭台は檜で作られていて、もっともあらたまったときの広間で炭をつぐときに使います。ぶりぶり香合とともに取り合わされることが多いです。炭を組む時は、とじ目を向こう側にし、小奉書を敷いてその上に炭を組みます。小奉書は、横長の左側を下に折り込み... -
お茶の席
部屋のしつらえ
お正月のしつらえにしました。掛け物 春入千林處々鶯 堀内宗完書床 三宝に俵熨斗三ツ重ね青竹に結び柳 椿毎年同じ飾りつけですが、今年の柳には驚きです⁉️お茶道具さんにお世話して頂くのです... -
雑談
今年は
今年も楽しいお茶が出来ますように。2019年が明けて18日になってしまいました。1年前は、帯状疱疹の痛みでイタイ!イタイ!とうなっていたが、今年は歯が折れて抜いたのでイタイ。元気のつもりなのに、、、、3月にお家元で利休忌がありますので、今年こそ... -
茶事
口切 くちきり
「茶壺の口封をきる茶事で、茶壺の中の茶葉を茶臼で挽いて客にふるまいます。」客は、お茶席へ入り、床に飾っている茶壺の拝見を済ませ、亭主が炭をつぎ、客は懐石 、主菓子を頂き、いったん席を出て腰掛けに休みます。中立ち間に亭主は席中をあらためて濃...