写真は立礼卓です。
椅子に腰掛けてお点前をします。お客様も椅子に腰掛けますので、足が悪くて正座ができない方にはとても助かります。
この卓は扇面の形をしており14代而妙斎宗匠のお好みです。
向かって左側には釜を懸け、右側には水指、茶巾、茶杓、茶筅を仕組んだ茶碗と棗を飾っています。
水指は、比較的大ぶりで色合いは明るく、華やいだものをよく見かけます。
この状態からお点前をすることもあれば、すべての道具を運びつけて点前をはじめても良いそうです。
写真に写っていませんが、右側に小さな卓があります。茶を点てるとその小さな卓に差し出します。女性の場合は、右手前に仮置きをして、ひざを右斜めに回して、茶碗の向きを変え小さい卓に差し出す方が良いと思います。
立礼卓は、客が亭主の右側にくるように、本勝手の点前に据えると良いでしょう
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