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竹の花入れ

茶道具
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田舎生まれの田舎育ちの純田舎者の私にとって田んぼの風景は当たり前の風景です。
犬の運動をしていると、懐かしい匂いがしてきました。

今は稲の収穫時期で、あちこちでコンバインが忙しく動きまわっています。
稲を刈り取ったあとの、あの匂いです。どんな匂いか表現するには難しい匂いですが、一年に一度だけ嗅ぐことの出来る匂いなんです。大好きな匂いです。
それも、刈り取ったあと数時間だけの、匂いなんです。
株が乾燥してしまったら匂わなくなります。

このにおいを嗅ぐと、今年も新米をいただける時期が来たんだとうれしくなります。
このにおいを嗅ぎながら、「稲塚」と銘がついている竹の花入れを思い出しました。
竹の根株を逆さにして作られ、形が稲塚に似ているところからの名であると本に書いてありました。

稲塚はどんなものかご存知ですか?
都会住まいの人や、若い人は見たことがないかもしれませんね
田舎でも今はほとんど見られなくなりました。稲を刈りその藁束を積み上げた物を
そう呼んでいます。

竹の花入れは、武野紹鷗(1502~1555)時代から用いられるようになり、
利休の時代になって、侘び茶の発展とともに欠かせぬものとなったそうです。

利休が、秀吉に同行した小田原攻めの際、伊豆韮山の竹で作ったと言われている3本
の花入れが有名です。

銘 「尺八」・・一尺足らずの逆竹で作られ一節を真ん中より下に残し、釘穴をあけ   ただけの簡素なもの
銘 「園城寺」おんじょうじ・・一重切花入れ。正面の氷割れを近江の園城寺の割鐘
   からつけたといわれています。
銘  「夜長」・・二重切花入れ・・節と節の間が長い事からの名

竹花入れは形から大別すると、
尺八、一重切、二重切、置き筒、舟(釣り花入れ)です。

竹の花入れのなかで、私が好きな形は、切り花を入れて持ち運ぶ筒で、青竹の寸胴切りのものに、藤蔓などで下げ緒をつけたものや、竹の二本の手のものもあり、とても
質素ですっきりとしています。「通い筒」とも言われています。

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