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濃茶 客の作法 男性

男子と女子の飲み方の大きな違いは、茶碗を手渡しで送る事です。

茶道は、本来は男子の作法でしたが、明治になってから女子のしつけの教育に取り入れてから今のように発展したと聞いています。

女子の点前は、細部にわたり丁寧です。私としては男子の点前の方が合理的と感じます。特に、茶を点て客に茶碗を出す時、女子の場合は一度仮置きしますが、男子の場合は仮置きせずに、そのまま手を伸ばし、いつもの場所へ出します。
その点前は、簡素でいいなあと感じます。

男子の濃茶の飲み方

正客は女子同様に、茶碗と出し服紗を持ちかえり、膝前、畳の縁外に置き、居ずまいを直します。
茶碗、出し服紗をとり次客との間、縁内におき「お先に頂きます。」の礼をします。
次客以下総礼をします。

正客は、茶碗を出し服紗の上にのせて、女子と同じように飲みます、
飲んだら、服紗にのせたまま茶碗を置き、飲み口を懐紙で拭きます。
拭き終えたら服紗の上で、茶碗の正面を戻します。

次客は、正客からお茶碗を受ける前に、お詰めに次礼をしておきます。
正客は、茶碗を出し服紗にのせたまま持ち、次客に手渡しで送ります。
正客は、次客に送り礼をし、次客はお茶碗を持ったままでこれを受けます。
次客は、お茶を飲み、同じように手渡しでお詰めに渡します。

お詰めは、飲み終えると茶碗を膝前、出し服紗をたたんでちゃわんの左横に置き飲み口を懐紙で拭きます。
茶碗の正面を戻し、膝前に置き、出し服紗を左手に持ち茶碗を持って左手を添えて
正客の前に進み、茶碗を返します。
お詰めは、膝を右に繰り自席へ戻ります。

講習会などで、男子だけの客の点前を見学することがありますが、女子に比べすっきりとしていてスピード感がある様に思います。

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