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七夕の茶室の設え、掛け軸・茶花・お菓子の選び方

明日は七夕。今日は茶室の設えを整えました。

七夕は茶の湯にとっても大切な節目です。どんな設えをするのか、私のやり方をご紹介しながら書いてみます。

目次

七夕は五節句のひとつ

七夕は「しちせき」とも読み、人日・上巳・端午・七夕・重陽の五節句のひとつです。

織姫と彦星の伝説は中国から伝わったもので、日本古来の棚機津女(たなばたつめ)の信仰と合わさって、今の七夕になったそうです。調べてみると、ひとつの行事にいくつもの物語が重なっているのですね。

七夕の掛け軸

七夕の茶席では、星や天の川にちなんだ言葉の軸が掛けられます。

「銀河横天(ぎんがてんによこたわる)」など天の川を詠んだもの。それから「乞巧奠(きっこうでん)」という七夕の元になった行事にちなむもの。和歌の短冊を掛けるのも、七夕らしい趣向です。

私は手持ちの軸の中から、涼しげな一幅を選びました。

七夕の茶花と梶の葉

七夕の茶花といえば、桔梗、女郎花、撫子など秋草の走り。笹はどうかと聞かれますが、茶花には笹より秋草を使うことが多いように思います。

そして七夕に欠かせないのが「梶(かじ)の葉」です。昔は短冊ではなく、梶の葉に和歌や願いごとを書いたのだそうです。

夏の点前の「葉蓋」に梶の葉を使うと、それだけで七夕の趣向になります。水指の上の青い葉に、昔の人の願いを重ねる。ゆかしい習わしだと思います。

七夕のお菓子

和菓子屋さんには七夕のお菓子が並びます。天の川を表した錦玉かん、星をかたどった干菓子、笹の葉のお菓子。

きらきらした錦玉のお菓子は、見ているだけで嬉しくなります。この季節だけの楽しみです。

願いごとをする心

設えを整えながら、ふと思いました。願いごとを書くという行為は、自分の心と向き合うことなのですね。

何を願おうかと考える時間そのものが、七夕の贈り物なのかもしれません。私の願いは、変わらず「皆と楽しくお茶ができますように」。

明日のお茶会が、良いひとときになりますように。丁寧に設えを整えて、床の間に軸を掛けました。

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