江口一子– Author –
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茶道とは
稽古とは一より習い
稽古とは一より習い十を知り十よりかえるもとのその一利休さんが、茶道の精神、作法の心得などを百首歌にまとめたと言われている「利休百首」あるいは「利休道歌」の一首です師匠から度々言われていた言葉ですが「ふ~ん」と聞き流していました。と、言う... -
作法
壺飾
昔、毎年新茶の取れる初夏に、茶壺を宇治の茶師のもとへ持って行き、乾燥した碾茶(てんちゃ)を壺に詰めさせます。濃茶は和紙袋に入れて茶壺に詰め、薄茶にする茶葉は袋の周囲にじかに詰めます。茶壺の蓋をしめ口封がされ、茶師から戻って来るとそのまま冷... -
作法
稽古が進むにつれて
先日、稽古が進むにつれて段階がある事を書きましたが、「習事」の次ぎに「飾物」があります。五ヶ条からなっています。○「軸飾」 じくかざり 掛け物の掛けかた○ 「壺飾」 つぼかざり 茶壺の飾り方と拝見の仕方○ 「茶入飾」 ちゃ... -
雑談
旅して
秋に京都を旅して感激しました。観光客の多いのには驚き‼️特に外国の方が多いのには驚き‼️そして、地元の方が生活するのに支障はないのだろうか?と思い驚き‼️「竹の道」が凄かった!竹が大きい! 根っこを使... -
茶道具
枝炭 えだすみ
炭点前の炭斗に白い炭が二本入っていますね。枝が二本と三本に分かれています。枝炭といいます。つつじの木を炭にして胡粉を塗っているそうですが、私は石灰を塗ると聞いていたのですが。白く塗っているのは火がつきやすく、黒い炭の中に白炭が在ると景色... -
作法
お稽古が進むにつれて
割げいこで基本的な所作の稽古が進むにつれて、道具の取り扱い方や知識が必要になってきます。一つ一つのお点前がつながってお茶事を行えるようになります。次の段階の稽古をするには、相伝(そうでん)という名で師匠が家元に免状のお取り次ぎをします。そ... -
研修
講習会で
以前、講習会でお家元の脇宗匠が、「この頃高齢になった師匠が亡くなったり、やめられたりしてお稽古が出来なくなった方が多くなりました。お稽古を続けたいと思っている人は、あまり師匠をかえないで欲しいので、じっくりと探してもらいたい。」「おいし... -
掛け軸
清風萬里 せいふうばんり
知り合いに、この掛物はいつ頃掛けるといいか尋ねると、「秋になり北から飛ん来る時季と、北へ帰ってく春もいいよ」と。寄り付きにかけたらいいかな?お茶の話しから脱線してしまいそうですが、、「歳の暮れ 雁 雁 雁とがんの声」友だちが詠んだ川柳です借... -
茶道具
ふくべの炭斗 三べ
開炉の時にふくべの炭斗を使うと良いそうです。その時に取り合わせる道具は織部、いんべ(備前)がよいと聞いていたのでやっと織部のはじき香合を買い求めました。昔からの習わしなのかな?と思っていますが昔の人の言葉遊びもあるのかな?ふくべの炭斗と備... -
雑談
銀杏 ぎんなん
黄色く色づいた銀杏の葉っぱがハラハラと散っています。お家の方が箒で掃き集めるのも大変な様です。昔から銀杏は燃えにくいため防災用に植えていると聞いたことがありますが、お寺の境内には必ずある気がします。いつだったかぎんなんの生産者が受粉の時...