江口一子– Author –
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掛け軸
流水無間断
テレビの番組の中でお裏千家の大宗匠が元旦にお茶を点てている場面がありました。 若水を汲み、その新しい水を半量加えて点てる事で、次につないでいく事で、まさに、「流水無間断」(流水に間断無し)(りゅうすいに かんだんなし)で、 流れる水は、途... -
花
炉の花 椿
白色の椿の花が、炉開きの改まった雰囲気を一層引き立てている気がします。 椿のつやつやした緑色した葉と真紅の花は、古来より繁栄を象徴する一方、呪術的な魔力を持つと考えられてきました。 現在では、椿の品種は改良を重ね、2000種を数えるそうで... -
茶菓子
昔の菓子
お茶会で一番楽しい時は、やはり、お菓子が運ばれてくる瞬間です。 子供から「食い意地が張っている」と時々言われますが、なんと言っても珍しい菓子や、食べた事のない菓子に出会うとうれしくなります。 利休以前のお茶は、豪華な唐物道具を飾り、にぎや... -
雑談
陶芸
先日、地区のある集まりで陶芸教室がありましたので参加しました。 丹波焼をしている先生をお招きし、楽しい時間を過ごしました。 丹波の土でそれぞれ、花瓶やカップ、皿などに挑戦していましたが、私は茶碗をつくりました。 成形の仕方は、紐(ひも)づく... -
お茶の席
敷き松葉
先日から真冬並みの寒さがしています。 11月に雪が降ることがあるのですね。驚きです。 今年の異常に暑かった夏が過ぎほっとしていたのに、いつの間にか寒い冬がやってきました。 日本には四季があるので楽しみもたくさんありますが、寒さが苦手な私には... -
お茶の席
茶会のマナー
先日、大寄せの茶会があり友達が釜を懸けるので参加しました。 今回の大寄せの茶会では、正客もスムースに決まり、一席に40名ほどが席入りしました。私は、下座にいくことが多いので、今回も下座に座りました。 40名が次々に席につくには多少の時間が... -
お茶の席
藁灰
やはり炉の時季になると落ち着いてお茶の稽古をしょうと思うようになるのは私だけでしょうか? 炉の時季の茶事に招かれた時,寄り付きに火鉢の用意があったことありませんか? 寒い日の気軽な茶会や茶事の時など、火鉢に藁灰を入れているのを見たことがある... -
茶席
自服 服かげん
お茶の稽古をしていると、まず言葉使いに驚きませんか? あまり聞きなれない言葉が出てきますので驚きましたが、毎回聞いていると、自分のものになってきました。 濃茶を点てて、客に出し、正客が一口飲んだ後、亭主が「お服かげんは、いかがでしょうか?... -
茶席
表千家九州茶道館
11月5日、6日、7日に表千家九州茶道館30周年記念茶会が開かれました。 会記に次のように記されていました。 表千家九州茶道館とは 今から30数年前、即中斎宗匠と当時の而妙斎宗員若宗匠は、「九州の地に表千家茶道、すなわち利休居士の道統を伝え... -
茶道具
茶会
11月の初めに、九州茶道会館の茶会に行って来ました。 今回の茶会でも収穫がたくさんありました。やはり茶会にいき収穫があるととてもうれしいですね。 茶道会館の「九畳敷」の部屋のお床に、 「山花開似錦」(さんかひらいて にしきににたり)の掛物が...