「湯返し」は、どうしてするのだろうと疑問に思ったことありませんか?
先生が「棚に飾るので湯返しをするのですよ」と教えてくれるでしょう!
そうなんです。
湯返しは、点前の最後に釜に水を差し、柄杓を棚に飾る時に、柄杓の合についた水が
同じように早く乾くようにするためなんですね。
だから、点前の途中に湯返しをしたり、棚に柄杓を飾らない点前で、湯返しをする事はないのですね。
でも、湯返しをしない棚もあります。
たとえば台目中柱(だいめなかばしら)の場合、(私は、拝見した事はありますが、実際に点前をしたことはありません)
抱清棚のように竹釘にかける時や、平水指の上に飾る時などはしないよですね。
お茶の稽古はどうしてこんなに決まりごとが多いのだろうと思うときがありますが、
基礎を覚えてしまえば融通が利きますので、やはりたのしいですね。
年とともに一つ忘れ、また一つ忘れている自分に「こんなはずじゃなかった、、」
でも、わすれても「あら?」と思いながら、おいしいお茶が点てばいいかな。
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