写真は、風炉の運びの点前の道具を置き合わせました。
茶道の点前で基礎となります。
運びの点前は風炉と釜を所定の位置に置きつけておき、客の前で水指を運び出し、次に茶巾と茶杓、茶筅を仕組んだ茶碗と薄茶器を一緒に運びます。
次に蓋置きと柄杓を仕組んだ建水を運び出します。写真はここまで運び出したところです。
私はこの点前を始められた時、お茶の稽古をしている実感がわきとてもうれしかった記憶があります。これからいろいろな点前を先生に習っていく始まりです。
私は稽古の時先生から次のことばをよく言われました。
稽古とは一より習い十を知り、十よりかえるもとのその一
利休居士の教えで、お稽古は繰り返し繰り返し、していくことで身についてくるので、十まで習った人がもとのその一に戻ったときは一段階上の一になるよう繰り返し繰り返し稽古をしていくようにとの教えだそうです。
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