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六月の茶花の選び方、紫陽花は茶席に使える?

お稽古場に紫陽花を飾りました。庭の山紫陽花が今年もきれいに咲いてくれたのです。

「紫陽花って茶花に使っていいんですか?」と聞かれたことがあります。今日は六月の茶花のことを書いてみます。

目次

紫陽花は茶花に使えるのか

結論から言うと、山紫陽花のような楚々としたものは茶席にもよく使われます。額紫陽花や小ぶりの品種も好まれます。

一方で、園芸種の大きな手毬咲きの紫陽花は、茶室には少し華やかすぎるとされることが多いようです。茶花は「花は野にあるように」が基本。野の花のような自然な風情が大切にされます。

ただ、これも絶対の決まりではありません。席の趣向や先生のお考えによっても違います。私は庭の山紫陽花を一枝、竹の花入れに入れるのが好きです。

六月に使いやすい茶花

六月の茶花には、山紫陽花のほかにもいろいろあります。私の庭で咲くものですと、京鹿子(きょうがのこ)、蛍袋(ほたるぶくろ)、下野(しもつけ)、夏椿など。

夏椿は沙羅(しゃら)とも呼ばれ、朝咲いて夕方には落ちる一日花です。その儚さが、一期一会のお茶の心に通じるとされて、六月の茶席でとても好まれます。

梅雨の時期は花が傷みやすいので、朝早くに切って、水揚げをしっかりすることが大切です。

茶花の入れ方、私が心がけていること

茶花は、花器に「生ける」ではなく「入れる」と言います。技巧を凝らすのではなく、花が野で咲いていた姿のままに、そっと入れる。

義母からは「花は少ないほうがよろしい」と教わりました。一種か二種、多くても三種まで。一輪の花のほうが、かえって茶室の空気が引き締まるから不思議です。

枝ぶりを見て、どの向きが一番その花らしいか。しばらく花と向き合う時間は、点前の稽古とはまた違う楽しさがあります。

花を通して季節をいただく

茶室には時計もカレンダーもありませんが、床の花を見れば季節がわかります。お客様が席入りして最初に目にするのも床の間です。

紫陽花の色が日ごとに変わっていくのを眺めながら、六月のお稽古を楽しんでいます。皆さんの近くにも、茶花になりそうな野の花がきっとあると思いますよ。

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