写真は刷毛目姥口釜です。
釜の肩より口縁のほうが落ち込んでいます。
私は昔の人はどうしてこんなに偉いのだろうと思います。姥口と名前をつけたことにも面白いなあと感心です。歯の抜けた老女が口を結んだ形に似ているところからの名称だと聞いています。
確かに歯が抜けてしまうと唇が落ち込んでしまいますね。昔祖母が入れ歯を外したときの口元をこの釜を見るたびに思い出します。
鋳師 金森浄栄氏の作です。釜の胴の部分に刷毛目の模様があります。
風炉先屏風は、波に鱗鶴の模様です。千家十職の表具師、奥村吉兵衛氏の作です。
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