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茶筅 ちゃせん

DSC03273DSC03276写真は茶筅です。
茶筅がなくては抹茶は飲めません。抹茶茶碗がなくても代用品はいろいろあります。茶杓がなくても、スプーンがあります。あるとき私は、泡だて器で抹茶を点ててみましたが、おいしく点てる事はできませんでした。
茶筅は抹茶を点てるだけの目的で作られたもので、代用品は、ないようですね。

同じ抹茶を点てる道具なのに、流派ごとに茶筅の形が決まっている事が、また面白いなと思います。

写真の右は、煤竹を使った茶筅で、表千家で使われます。
煤竹とは、昔の民家の内装に使われた竹が、長い間煙で燻され茶色に変色したものです。
流派によって抹茶の点て方にも違いがあるようです。
表千家の場合には、抹茶を程よく点てますが、裏千家はあわ立つほどに丹念に点てます。また武者小路千家では、あまり泡を立てないようです。
それぞれの特徴を生かすように、茶筅もそれに適した形をしているのですね。

茶筅の穂の数が、70本、80本、100本とあることは知っていましたが、流派によって形まで違う事には驚きです。
抹茶を立てる上で、不可欠な存在なのに、なぜか静かに控えている茶筅をもっと勉強せねばと思います。

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