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香合 蛤に菊の絵

DSC03104DSC03108ある茶会に参加した時の、香合です。とてもよかったです。
最後の席でしたので、亭主もお疲れの様子でした。
お道具の拝見の際に、亭主が香合の蓋を開けてくださったので、最後に、パチリと撮らせていただきました。

私はお道具を拝見してから、どんな風に良かったのか伝える事が苦手です。多分、それは、お道具に対する知識がないから言葉にならないのだろうと思います。

香合  宗全好み 蛤に菊の絵 祝ノ文字 吸江斎筆

蓋に胡粉を厚く塗り重ねた置上手法で白菊の花を施していて、内部は全面に金泥が塗りこめられ、10代吸江斎宗匠の花押が朱でしたためられていました。

この白菊の花は、私たちが、吹上菊や浜菊の名前で茶花に、大変重宝している花と同じなのでしょうかね。
本に次のように書いていました。

はるか昔、和歌の会で、菅原道真が「紀伊国吹上浜菊」の題で

「秋かぜのふきあげにたてる白菊は花かからぬか浪のよするか」と詠んだそうです。

以後、紀伊国と言えば吹上の白菊が有名になったそうです。

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