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掬水月在手

秋は月の字がある掛物が多かろうと思い調べていました。
 
 [掬水月在手] 水をすくえば月、手に在り
 
中国の于良史の詩 (春山の夜月)の句の一節で禅の教えを説く言葉として知られています。
 誰にでも水を手にすくった水に映せば月を手にすることができます。
ただ手に水を掬うことをしらなければ、月を手にすることはできません。
仏の慈悲も万物分け隔てなく注がれていますが、それをすくい取る心を持たない人は
与えられた慈悲を感じ取ることができないのです。
私にとって禅の教えとは、なかなか活字だけでは読み取ることが出来ません。
ただ禅の活字だけを見ると、とても素直な心になれる気がします。
 
 今年の十三夜は10月11日です。
仲秋の名月に比べれば月がすっきりと見える気がします。
2度目のお月見を楽しんでみてはどうでしょう。

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