茶道具の中で、茶筅ほど繊細なものはないと思っています。
竹を細かく割いて作られた、あの小さな道具。
お抹茶をたてるときに欠かせないのですが、意外と消耗が早い。
穂先が折れたり、広がってきたりすると、きれいな泡が立たなくなります。
義母から「茶筅は消耗品と思いなさい」と言われたのを覚えています。
大事に使うのはもちろんだけど、惜しまず替える潔さも必要だと。
使い古した茶筅は、茶筅供養に持っていきます。
毎年十二月に行われる行事で、長い間お世話になった道具に感謝をする。
こういうところが、茶道らしいなと思います。
道具一つひとつに、きちんと敬意を払う文化。
私もまた、新しい茶筅を買わなければ。
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