茶室に飾るお花は、一輪で十分だと私は思っています。
たくさんの花を飾るよりも、その一輪をどう見せるかに心を使います。花の向き、花入れとの組み合わせ、床の間の中での位置。小さなことのようで、茶室の空気がまるで変わってきます。
この時期は桔梗や露草など、初夏から夏の花が主役になります。どちらも派手ではありませんが、茶室に静かな存在感をもたらしてくれます。
茶道の花は「なげいれ」と呼ばれるように、自然な姿を活かすことが基本です。活け花とは少し違う考え方で、花が本来持っている姿をそのまま見せることを大切にしています。
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