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立礼卓の点前
立礼は、椅子、テーブルを用いてする点前を言います。 明治時代以降、生活様式の欧米化に伴い考えられ、風炉の運び薄茶点前を基本にして行ないます。テーブルの立礼卓も各お家元によるお好みがあります。 一年を通じて行なわれる大寄せの茶会では、長時間... -
大板
大板はあまり稽古の時にお目にかかれない棚ですね。 秋の名残りの時季に使う棚で、稽古をする期間がとても短いと思います。 長板を2つにした大きさで約42センチ四方です。扱いは、運び点前とおなじですが、ただ柄杓、蓋置きは、板の上に置きます。 竹台... -
客 香合の拝見
客は拝見に出された香合の拝見をします。 (香合をとりに出ます。) 客は正客、次客、お詰めの時は、まず、炭点前のとき香合が拝見に出されて、亭主が 炭とりを下げると、正客は香合をとりに出て、自席に戻り、香合を畳のへり外、上座 寄りにおいて居ずま... -
中置の炭点前 ④
中置の炭点前 ③の続き 6、香合が返れば、茶道口をあけ、風炉前に行き、服紗をさばき釜の蓋を切り服紗をつけます。 香合の前に回り、香合のお尋ねに答えます。 香合を持って下がり、茶道口にすわり一礼し、ふすまを閉めます。 これで、炭点前を終わります。 -
老松多寿色 掛け軸
この頃は、年齢を感じる事が多くなりました。まず、鏡を見た時にびっくり、お菓子が入った袋を開けれない、ほんの少しの段差につまずく、人の名前が出てこない、、 などなど。自分の老いは受け入れたくないですね。でもやけに「老い」の字が目に付きます。... -
中置の炭点前 ③
中置の点前①と②で、釜に炭をつぎました。今度は香をたきます。 炭点前 4、香合の蓋を取り、羽箒の先から三分の一ほど下がった左横に置きます。 火箸を炭とりから取って、蓋の手前で付いて持ち直し、香を二つたきます。 香木を火箸で挟むときは横からはさ... -
中置の炭点前 ②
講習会では、「炭点前は丁寧にせず、さらりと済ませなさい。」と注意をされる事があります。私もこの頃少しスムーズに点前ができるようになりましたが、まだまだ自然と手が動くのではなく、「は、ひ、こ、ふ、かん、かましき」と、頭の中で確認しながら手... -
中置きの炭点前
中置きの炭点前でどこに、炭斗(すみとり)を置いたらいいんだろうと迷った事ありませんか。釜の右横に小棚があると思ってください。中置きの炭点前は、棚を置きつけた風炉の炭点前と同じです。亭主の座る位置が畳の中央になりますので、少し点前が違うと... -
茶道具 炭道具
炭点前をする時に使う道具は、茶道具の中では目立たない道具です。 いつ位昔の事かわかりませんが,以前は人前で炭の点前をせずに、影の仕事だったと聞いた事があります。薄茶の点前は毎回しますが、炭の点前はいつもしていませんでしたので、なかなか覚え... -
一期一会
私の子供(20代)に、「一期一会」なんと読む?と、きいてみた。 「いっきいっかい」と答えた。ああ、やっぱりなあと、思っていたとおりの答えでしたが、すぐに、「いちごいちえ」そのくらい位知っています。と言われてしまった。 お茶を習い始めの頃、...