今日は朝から雨でした。梅雨らしい、しっとりとした一日です。
雨の日にお稽古に来てくださる方を見ると、いつも頭が下がります。傘をさして、足元に気をつけながら来てくださる。そのお気持ちがうれしいです。
雨の日の茶室には、晴れた日とは違う静けさがあります。外の雨音が遠くに聞こえる中、釜の湯の音だけがある。その組み合わせが、茶室をいっそう落ち着いた空間にしてくれます。
露地の石が濡れて、苔が青く輝いています。雨の日だからこそ見える景色というものがあって、茶道ではそれを「雨の趣(おもむき)」と言うことがあります。
どんな天気でも、茶室の中には変わらない時間が流れています。それが茶道の良さのひとつだと思っています。

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