江口一子– Author –
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茶道具
炉の炭
炉の道具炭 炉の炭点前に使われる炭の種類は、胴炭1本、輪胴1本(後炭点前に使います)、丸ぎっちょ3本、割りぎっちょ4本、管炭2本、割り管1本、添炭2本、枝炭2本(2本立て1本、3本立て1本)を炭斗に組みます。 濡れ灰(ぬればい) 素焼きや焼... -
お茶の席
初釜
12月も半ばになり徐々に忙しくなりました。 新年になると、初釜が待っています。 初釜は年が明けて始めて釜を懸け新年を祝います。 初釜の時は、「炉、正午の茶事」で、行ないます。 席入りをし、挨拶を済ませたのち、初炭、懐石、中立ち、後入り、濃茶... -
茶菓子
柚子
柚子(ゆず) 昔、昔、平安時代には「ユ」と呼ばれていたそうです。 古くから柚子は薬用として用いられ、冬至に風呂に浮かべ柚子湯として、風邪除けや疲労回復に効くと知られています。 酢として使うことはもとより、いろいろに使われています。 柚子味噌... -
茶道具
12月の掛物
炉開きの行事も済み、師走のお茶を楽しんでいますが、やはり12月になると何となく落ち着きません。 主婦にとって12月はなんとも忙しい時季です。 12月には「無事」の掛物をよく拝見します。 2文字ですが、とても重みのある文字ですね。 拝見するた... -
茶道具
炭点前の道具
炉になると炭点前が楽しくなります。 お稽古をされている方のほとんどの方が、冷暖房完備の教室でお稽古をされている事でしょう。私の先生は、高齢ですので以前から、暑さ、寒さを辛抱される方でしたので、当然、自然のままで稽古をしていました。 まさに... -
茶道具
茶杓の拝見
茶杓は、茶入れや茶器に入れた抹茶をすくう道具で、竹の中節と呼ばれているものが一般的です。 茶杓には、露、櫂先(かいさき)、茶溜まり(ちゃだまり)、節、追取(おっとり) 切止(きりどめ)と名称があり、その名称をすべてそなえているのが茶杓であ... -
茶事
八寸の取り合わせ
八寸は懐石の席で、主客の盃のやり取りのときに、酒の肴として出される、海のもの 山のものを盛った器です。 八寸四方の杉木地の、四方盆に盛って出すので八寸と呼ばれています。 普通、海のものと、山のものを二種盛って出しますが、珍味や到来物があると... -
茶席
棚 炉縁
写真には、風炉先屏風,棚、水指、茶器、釜が所定の場所にあります。 棚を置いてある畳を道具畳(点前座)と言い、道具畳の右側を客付、左側を勝手付といいます。 手前の畳を踏み込み畳と言い、亭主が出入りする畳です。 -
お濃
島台茶碗
もうすぐ12月ですね。12がつがあっと言う間に過ぎ、次はお正月です。 月並みの言葉ですが、時が過ぎるのは早いですね。 お正月の初釜の時に島台茶碗で濃茶を頂きます。 島台茶碗は、井戸形の大小の茶椀の内側に金、銀の箔を押してあり、点前のとき... -
茶席
炉のしつらえ
友達のお稽古場が炉のしつらえになりましたので、遊びに行きました。 席中の様子です。 床には、掛物と花 道具畳は二重棚の初飾りです。 掛物・・色紙に「山呼萬歳聲」山は呼ぶ万歳の声(やまはよぶ ばんぜいのこえ) 花入・・備前 花・・・紅白の椿 黒...