4月のある日大寄せの茶会に出かけました。
お床には、即中斎筆「神光照天地」が掛けられていました。
どのお道具を見ても、而妙斎箱書付、尋牛斎箱書付、惺斎箱書付、即中斎箱書付、等
私には手にできないお道具ばかりでした。
以前は茶会に行った時、どうしてこんなに立派なお道具をたくさん出すのだろうと理解できず、茶会がいやでした。
でも歳を重ねるにつれ、自分にもてないお道具を拝見させていただこうと思うようになり、今は、大切に保存されているお道具を拝見させていただける事が楽しみになりました。
「神光照天地」 しんこう、てんちをてらす
神光とは、中国禅宗の第二祖慧可(だいにそえか)の本名で、慧可が初祖達磨の法を嗣いだお陰で禅が栄え、その徳が天地を照らし出したと言う意味。
また単に、神の威徳の光が天地を照らしている解してもよい。 有馬頼底氏監修の辞典より引用させていただきました。
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