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お稽古の段階

表千家流のお茶を習い始めて、これからどんな事をけいこするのだろうと思ったことは、ありませんか。
お茶のけいこは、目を見張るように上達するものではありません。でも稽古を重ねるうちに内面の美しさがついてきます。
背筋を伸ばす事や、歩き方、器を扱う時に手を添える動作などなど、今まで何気なくしていた動作に気がつきます。
けいこのたびに、先生から注意され、気をつけながら稽古をしていく事で、いつの間にか、きれいな振る舞いができるようになっています。
お稽古の段階も気になりますが、先生の言われた通りにお稽古を重ねて経験をつんでください。点前ももちろんですが、いろいろな知識が身につくことでしょう。
相伝の段階は次の通りです。

1、まず表千家に入門します。
1、習事(ならいごと)初めての免状です。
  台飾・・濃茶を点て、天目台にのせてすすめます。
  茶筅飾・水指、茶入れ、茶碗、茶杓のうちに由緒あるものを用いて濃茶を点てる
  組合点・由緒ある建水を使って濃茶を点てる。
  仕組点・茶碗と建水をともに持ち出して点てる濃茶で、高齢者の方に相応しい
  長緒・・茶入れの袋の緒の長いものを扱って濃茶を点てます。
  盆香合・炭点前で由緒ある香合を用います。
  花所望・客に花をいけてもらいます。
  炭所望・客に炭点前をたのみます。

1、飾物
  軸飾・・掛物のかけ方
  壷飾・・茶壷の飾り方と拝見の仕方
  茶入飾・由緒ある茶入れの飾り方と拝見の仕方
  茶碗飾・由緒ある茶碗の飾り方と拝見の仕方
  茶杓飾・由緒ある茶杓の飾り方と拝見の仕方

1、茶通箱・二種の濃茶を点て、客にすすめる。

1、唐物・・唐物の茶入れを扱う点前

1、台天目・唐物の茶碗を扱う点前

1、盆点・・唐物の茶入れとお盆を扱う点前

相伝は秘事であるので、相伝を受けていない人の前でその相伝の点前をする事は禁じられています。特に茶通箱の点前からはとくに厳しいように思います。
私も以前稽古の時、私がまだ受けていない相伝の点前が始まったら私は、となりの部屋で待っていた記憶があります。その厳しさがあったから茶道の魅力にはまってしまったのでしょう。

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