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表千家北山会館の「朝茶」展、夏ならではの道具組を紹介しているそうです

ニュースで、表千家北山会館の展覧会のことを知りました。

「茶の湯への誘い展 朝茶 ―夏はいかにも涼しきように―」というタイトルで、6月20日から8月9日まで開かれているそうです。京都の展覧会なので、九州に住む私にはなかなか行けないのですが、行ってみたいものだなあと思いながら記事を読みました。

表千家の会館ですから、同じ表千家でお稽古を続けている私には、どこか身近な気がして。

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「夏はいかにも涼しきように」という言葉

展覧会のタイトルにある「夏はいかにも涼しきように」は、利休七則のひとつです。

利休七則というのは、千利休が弟子に伝えたとされる七つの心得のこと。「茶は服のよきように」「炭は湯の沸くように」「花は野にあるように」などと並んで、「夏はいかにも涼しきように」とあります。

あたりまえのようで、深いんですね。

師匠(義母)がよく口にしていた言葉があります。「お茶は亭主の心遣いが全部、道具やお席に出るものよ」と。夏の暑い中にお客様を迎えるとき、いかに涼しさを感じていただけるか。それを道具ひとつひとつで表す。それが茶人の心意気なんだろうと、今になって思います。

朝茶事、というものがあります

この展覧会は「朝茶」をテーマにしているそうです。

朝茶事というのは、夏の暑い盛りに早朝から行われる茶事のこと。まだ涼しい朝のうちにお客様をお迎えして、陽が高くなる前に終える。それ自体が、涼を求める工夫なんですね。

酷暑の中でもひととき涼を感じられる道具組やしつらえを、茶人たちはずっと考えてきた。その知恵を見せてくれる展覧会だということで、どんな道具が並んでいるのだろうと想像するだけで、少し涼しくなった気がしました。

実際に会場に行けない分、想像の中で楽しんでいます。

稽古場でも、夏の道具が並んでいます

ちょうど今の時期、私のお稽古でも夏らしい道具が出てきます。

葉蓋(はぶた)というお点前があります。蓮の葉を水指の蓋として使うもので、見た目からして涼しげです。初めて習ったとき、葉の大きさと形をちゃんと確かめて蓋にするのがなかなか難しくて、どぎまぎした覚えがあります。

洗い茶巾のお点前も、夏ならではのものです。茶巾を絞らず水をたっぷり含ませて茶碗に入れ、それをじわっと広げる。水の音と涼やかな様子がお客様に涼を届ける、そういうお点前だと教わりました。

平茶碗も夏のもの。口が広くて浅い茶碗は、お茶が冷めやすい分、見た目の涼しさがあります。

こうして考えると、夏のお稽古は涼を工夫するお点前ばかりなんですね。道具も季節に沿って変わる、それがお茶の面白さだと思います。

北山会館にいつか行ってみたい

表千家北山会館は、京都の北山にある会館で、表千家ゆかりの展覧会や体験活動を行っている場所だそうです。

会期中は週末に花をいける体験も開かれているということで、それも気になります。

膝の具合もあって、なかなか遠出ができない今の私には、行くのはしばらく難しいかもしれません。でも、いつか体が許すようになったら、北山会館にぜひ一度足を運んでみたいなと思っています。

表千家の会館で、涼やかな朝茶の道具組を眺めながら、利休七則の言葉をかみしめてみたい。そんな夢を持ちながら、まずは今週のお稽古で葉蓋と洗い茶巾を丁寧にやってみようと思います。

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