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七夕のお茶会はどんなもの?趣向と楽しみ方

七夕のお茶会でした。

季節の行事にちなんだお茶会は、趣向を読み解く楽しみがあります。七夕のお茶会がどんなものか、今日の会を振り返りながら書いてみます。

目次

席入りしてまず床を拝見

お茶会では、席に入るとまず床の間を拝見します。今日の軸は天の川にちなんだ言葉。花入れには桔梗と女郎花が入っていました。

「ああ、今日は七夕の席なのだ」と、言葉にしなくても伝わってくる。この、亭主の趣向を黙って受け取る瞬間が、お茶会のいちばんの楽しみだと私は思います。

道具にちりばめられた七夕

七夕の席では、道具のあちこちに星や川や糸の意匠が忍ばせてあります。

水指の蓋が梶の葉だったり、茶碗に流水の絵があったり、棗に星がちりばめられていたり。蓋置きが糸巻の形、ということもあります。乞巧奠は機織りの上達を願う行事でしたから、糸や織物の道具も七夕につながるのです。

ひとつひとつ「これも七夕、あれも七夕」と見つけていくのは、宝探しのようです。

お菓子は天の川

今日の主菓子は、錦玉かんの中に金箔を散らした「天の川」という銘のお菓子でした。

お菓子の銘を伺って、皆さん「まあ」と声をあげました。透きとおった寒天の中に、本当に星が流れているようで。食べるのがもったいないと言いながら、皆さんぺろりといただきましたが(笑)。

茶会の会話も七夕色に

七夕の席では、会話も自然と星の話、子どものころの七夕の思い出話になります。

「昔は庭に笹を立てましたねえ」「短冊に何を書きました?」と話がはずみ、初めて同席した方とも打ち解けてしまう。季節の行事の力ってすごいものです。

行事とお茶がつながる幸せ

七夕は毎年やってきます。でも、同じ七夕は二度とありません。今日の顔ぶれ、今日の道具、今日のお菓子。この組み合わせは今日限りです。

一期一会という言葉の意味を、季節の茶会のたびにかみしめます。

来年の七夕は、どんな席になるでしょう。それを楽しみに、また一年、お稽古を続けていきます。

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