今月、義母のお稽古場に掛けられている軸は「清風払明月」です。
読み方は「せいふう めいげつを はらう」。
清らかな風が、明るい月を払う、という意味だそうです。
払う、というのが不思議な言葉だなと思って義母に聞いてみました。
「風が雲を払って、月をくっきり見せてくれるということよ。
余計なものを取り除いて、本質だけが残る。
お茶の心も、そういうものでしょう」
なるほどなあ、と思いながら、しばらく軸を眺めていました。
禅語は難しいけれど、こうやって義母に教えてもらうと、
すっと心に入ってくることがあります。
掛け軸一つで、その日のお稽古の心持ちが変わる気がします。
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