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山下惠光宗匠

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伏見稲荷神社の巻物をくわえている狐です。
狐は、あぶらげをくわえているものと思い込んでいました。
昨日部屋の片づけをしていたら、ノートにはさんだ色あせた切り抜きが出てきました。
山下惠光宗匠が書かれた何かの本の1ページでした。
同門会の総会においでた時は、厳しく指導していただきましたが、
3年ほど前に亡くなられたのがとても残念で寂しいです。
20年ほど前に書かれたのでは?と思いますが
書き写します。
[茶の湯の道を志して、はや四十年が過ぎた。
(中略)
茶の湯は志しを立てても、ただ自分が努力するだけではなくて、さまざまな条件に恵まれなければ習い取りにくい世界である。
三年間続けて習うより、三年間かけて師匠を探せ、という伝えがあるぐらいで、自分にとって良き師とめぐり会うというねは容易なことではない。
(中略)
茶の湯は稽古場で教えられるのでなく、自分自身で習い取るものである。
自分自身がその気にならなければ習い取れるものではない。その習いも学問ではなく、実践の中で体得してゆくものである。]
まだまだお話しは続きますがこの辺で。
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